思いつくままに、徒然なるままに、害にもならず、役にも立たず、
たら〜っと綴るひとくちコラムでございます。
ブログにすりゃいいだろとよく言われますが、毎日言いたいことなぞ言ってごらんなさい、
お友だちがいなくなります。
2018年8月号
「趣味はガーデニングです」の巻
「サボテンも枯らす女」植物の面倒が見れない筆者は仲間内からこう呼ばれている。
以前パワーズにあった鉢植えの小さなサボテンはしばしば脱水症状でシワシワになっていた。そこで、ある日思い切って大量の水を与えたら、数日でピチピチに蘇り次の数日で茶色に変色して腐って枯れた。「ワンとかニャンとか言えば水くらいあげたのに、黙っているからこういうことになるんだぞ。」と、寡黙なサボテンを責めてはみたが、要するに植物の世話は苦手なのである。
そんな不幸な境遇に置かれたもう一つの鉢植えがあった。高さ30pほどのヤシの木のような形をした観葉植物だ。ご多分に漏れずパワーズの片隅で何度も脱水による瀕死状態に陥っていたが彼はサボテンよりもタフだった。とはいえ、このままでは先は長くない。サボテンのこともあったので、筆者は思い切ってこの植物を野生に返すことにした。
我々が密かに「パワーズ菜園」と呼んでいるパワーズ前の街路樹の下は本来サツキが植えられる場所である。しかしある朝そこに鎮座してたイチョウの木が車に激突されて折れた際、イチョウは植え替えられたがサツキは植えられず小さな空き地と化していた。そこなら、少なくとも筆者の水やりより回数の多い雨が降る。
こうして寒い冬の日に、後のハワイアンちゃんは窮屈な鉢からパワーズ菜園へと移住を果たしたのである。
冬ってどうなのよ?などの後ろめたさから、むしろ室内にあったときより頻繁に様子を見ていた。そのうちに、その南国を思わせる容姿からハワイアンちゃんと名前がついた。そしてハワイアンちゃんは厳しい冬を乗り切りたくましくイチョウの足元に根付いたのである。
ところが春のある日、そんな健気なハワイアンちゃんをチャリンコ少年激突という悲劇が襲う。ゴボウほどの太さだった幹は根元からポッキリと折れ、ガムテープで修復を試みたが到底生き返るようには見えなかった。しかし我らがハワイアンちゃんの生命力はこの大事故にも屈しなかった。折れた幹の脇から新芽が芽吹いたのである。あれから数年、無敵のハワイアンちゃんは今や押しも押されぬ街路樹の1本となり、隣のイチョウを凌駕しようとしている。
100均で買った小さなスコップでパワーズ菜園にハワイアンちゃんを植えたあの日から、M田には「趣味はガーデニング」と言うことにしている。M田はサボテンの一件を持ち出して片腹痛いと反論するが、ハワイアンちゃんは筆者のガーデニングによって結果オーライなのである。
追記:現在パワーズ菜園には、同じ経緯をたどったアロエも勢力を伸ばしており、これは繁殖調整と健康のためにM田が時々食している。また、出所不明な自然薯も勝手に自生しており毎年ツルが伸びてムカゴもなる。そこがパワーズ花壇ではなく菜園なのは、こうした食える植物が自生しているからである。
2014年3月 月例ツーリングの「ココ」号
「もちろん、世界規模の陰謀でした」の巻
賢明な読者諸君にはご存知のとおり、2014年3月のツーリングは16日に行われた。
しかしレポートがアップされたのは4月も半ばになってからである。
ただでさえ鈍足更新なツーリングレポートが、なぜ今回これほどまでに遅れてしまったのか。
そこには筆舌に尽くしがたい過酷なドラマが隠されていたことを告白しよう。
私は人知れず、世界規模の陰謀と戦っていたのである!
多くの権力者たちが永きに渡って暴利をむさぼり、社会福祉の増大によって悲鳴を上げた極東の国家資産。
これを埋めるべく民主主義の名の下に決行された策略は、消費税増税という形で我々の前に立ちはだかった。
しかしこの陰謀の恐ろしさは、コンビニで108円を払うことだけではなかったのである。真の恐怖は、ホームページの価格表示を全て変更しなければならないことにあったのだ!
それだけではない。まるで示し合わせたかのようにwindowsXPを放棄した西側の巨大IT企業。彼らはなんらかの方法で私がXPを愛用していることを突き止め、極東国家と画策して私のツーリングレポートを阻もうとしていたに違いない。
しかし、本当の意味で私を阿鼻叫喚の地獄絵図に叩き落としたのは、他ならない私のボスともう一人のエージェントだった! なぜなら彼らは、パソコンがとてもキライなのである!
それは、決して私の代わりにレポートを書いてくれないことを意味する。
それでも私は逃げなかった。孤独を強いられ、空腹に耐え、満身創痍で深夜の残業を戦い抜いた。
ところがそんな私を畳み込むかのように、今度は大勢のクライアントが 増税前のバイク駆け込み購入という暴挙に踏み切ったのである。(毎度お買い上げいただきまして誠にありがとうございます。)
この、ツーリングレポート作成にとって危機的状況の中で、私がいかに、過酷なミッションをコンプリートすべく命がけで戦っていたかは、すでに賢明な読者諸君の想像に難くないだろう。
そう、私の鍛え抜かれたスキルがなければ、 へっ? 言い訳がましい?
やですよ〜旦那、せっかく「ココ」をクリックしたのに結局言い訳かよ! なんて言っちゃ。
お願い!アタシを捨てないで!! だって、このミッションはいつ終わるとも知れないんですもの。
次の10%増税にはCIAが関与してくる可能性も否めない。そうなれば、またツーリングレポートのアップが遅れちゃうかもしれないのだ。
そんな私の苦悩をよそに、今日もボスともう一人のエージェントは「お疲れ〜」という合言葉を残して去って行く。
いつしか消費税27%のハンガリーに追い付くその日まで、私は孤独を纏ったまま水面下で戦い続けるのである。そう、一刻も早くツーリングレポートをお届けするために。
To be continue
2012年秋の号
「拾い食い友の会」の巻
パワーズのアンダーグラウンドには様々なグループが存在する。
そのひとつである「拾い食い友の会」は、会員みずからが自然の中から採取したものを食すという会である。過去のミッションをいくつかご紹介しよう。
【ミッション1】 いただけ!豪華海鮮汁
鍋、ネギ、味噌だけを海に持参してキャンプ。晩ご飯が豪華海鮮汁になるかただのネギ汁になってしまうかは、現場での調達にかかっている。こうなると、岩にへばり付いた小さな貝を大量に取ってくるヤツ、打ち上げられた海草をかじってみるヤツ、魚を釣るヤツ、各々が豪華海鮮汁を目指して頑張る。結果、豪華というよりはやたら磯のダシが効いた謎の海鮮汁が出来上がる。
【ミッション2】 サザエの踊り食い
サザエを手に入れたときは大騒ぎである。踊り食いが最も贅沢と、嫌がるサザエさんのフタを強引にこじ開け、垣間見えた肉をかじる。唇を挟まれる恐怖で、もはやおいしいのかどうかさえわからない。このミッションをクリアしたのは会員ナンバー004だけである。
【ミッション3】 山の幸にチャレンジ
まず山菜についてインターネット検索。下調べはミッションの遂行に重要なファクターだ。すると思いのほか毒草が多いことにびっくり。バイブルなくしては命取りと書店で「山菜入門」の本を購入。本とにらめっこしながら採取したセリをさっそくお浸しにしてみたところ、コレが凄まじい味で全員慌てて吐き出す。アレは何の草だったのか、未だに謎である。
【ミッション4】 自然薯でとろろご飯
スコップを手に手に4人がかりで山中を一日歩き回る。斜面から滑り落ちそうになったり、川を渡ったりしながら自然薯のツルを探す。全員が泥だらけになってツルというツルを掘ってみたが、見つかるのはことごとくトコロという自然薯の類似種。掘ったところで自然薯のように立派な芋はなく、それどころか若干の毒性が含まれていることもある。夕方に諦めかけたとき、ついに自然薯の太いツルを発見。大盛り上がりでよってたかって掘る。茎から地中に伸びる芋が現れたときには山間に歓声がこだました。が、歓喜もつかの間、芋の全長は2cmだった。
このように、「拾い食い友の会」は、長年に渡って崇高かつ野性味あふれる自然の幸を享受している。
しかし自然を甘く見てはいけない。そこで我々は厳格な掟を守ることにしている。 それは「キノコには手を出すな」である。たとえ松の木の根元にマツタケとしか言いようのない色と形のキノコが生えていても、それはマツタケモドキ(注1)という毒キノコかもしれない。キノコは魅力的だが危険なのである。
拾い食い友の会では常時会員を募集している。あなたもこの掟を守るだけで会員ナンバーを手に入れることができる。それなのに、いつまでたっても会員が増える気配はない。
注1 マツタケモドキというキノコは実在し、毒キノコではない。とはいえ、山で遭遇しても到底食べる勇気は出ない。キノコの採取にはエキスパートの同行をお勧めする。
2012年夏の号
「風が吹けば桶屋が儲かる」の巻
真夜中、伊東の堤防に立って竿を振る。エギというルアーを海底に投げてイカを狙う。
都会の喧騒から離れ、日常の煩わしさから解放され、世界情勢について考えるにはもってこいの環境である。
今、世の中には難問が山積している。 消費税増税、ヨーロッパ経済懸念、原発再稼動問題、透き通ったイカソウメン。 しかし、これらの問題は国の経済が潤えば解決する。
例えばいま、私の竿に2kgのアオリイカが乗って乗って乗りまくる。
私はイカという海洋資源に甚大な打撃を与え、日本近海からイカが消え、東南アジアやアフリカからイカを輸入することになる。
新興国経済がイカ輸出で潤い、新興国に投資する先進国財政が回復し、欧州中央銀行がEU低迷各国を救い、米ドルも好調に推移し、円高が解消される。
日本の生産業は利益を上げ、法人税収が増大し、消費税増税は見送られる。
ついでに世界的イカ不足のため、イカ保護を目的にイカを捕食するマッコウクジラの捕鯨が容認され、千葉の捕鯨漁業が活気を取り戻すとバイクでも買うかということになり、パワーズはその恩恵に預かる。
日本経済が復興を遂げると、再生可能エネルギーに莫大な予算が割かれ、研究が急ピッチで進み、需要が拡大しコストが下る。その結果、原発は世界規模で廃止に追い込まれ、行き場を失ったフランスの原発開発は自然エネルギー開発に切り替えられ、環境保全に拍車がかかる。
同時に環境保護の一環としてイカ漁が禁止されるが、近畿大学が人工飼料によるイカの完全養殖に成功し、我々はイカを食べ続けることができるので私は誰にも非難されない。禁漁の成果で天然のイカは海に溢れ、結果、鯨もマグロも健全にその数を増やす。
そして私は、透き通ったイカソウメンを今夜たらふく食える。イカ御殿も建つだろう。
完璧だ。池上彰もびっくりの”正のスパイラル”。 究極のポジティブ・ピタゴラスイッチである。
ところがだ、ところがそのイカが1パイも釣れない。朝まで粘っても、釣れない。
結局のところ、風が吹かなければ、桶屋はいつまでたっても儲からないのである。
2012年春の号
「王様と死闘」の巻
マレーシア、クアラルンプールでのこと。
最後の晩だからと、地元ニョニャ料理なるものを食べに出かけた。これが予想だにしない美味しさで、我々3人はご満悦なままホテルへの帰路に着いた。
途中、繁華街を歩いていると、強烈な下水のような臭いと共に眼前に現れたドリアン売りのトラック。
この旅行の出発前からドリアンは話題に上っていた。シンガポールでは公共エリアの持込みが禁止されているらしい。バラエティ番組では間違いなく罰ゲームの材料である。
しかし本場ではドリアンは「果物の王様」と呼ばれている。
では、何が、果物の王様と言わしめるのか?
それは食べてみないことには語れない。
今まさに、周囲に異様な結界をたたえたドリアントラックが、静かに挑戦状を差し出している。
カンボジア・オプショナルツアー(*1)の再来か、あるいは果物の悟りの境地か。
迷いに迷っている我々に、突然韓国人のオッサンが流暢な日本語でこう話しかけてきた。
「ドリアン、こわいですかぁ? コレ、ほんとうにとてもオイシーですネ。くさくなぁーいですよぉ」と。
そしてこのオッサン、楽しそうにドリアンを品定め。売り子のお姉さんに値段交渉をしている。
結局、この達人の挑発に促されて我々は決意した。今食べないでいつ食べる!
もはやニョニャ料理の幸せの余韻は消え去った。我々はドリアンファイトのリングに上がったのである。
ゴングが鳴ったように3人いっせいに、そのやる気のない剥き身のバナナのような果肉をほおばった。
いきなりだった。想像もしない方向からのアッパーカット、玉ねぎの味だ。表面の薄皮が玉ねぎなのである。
すると間髪入れずに果肉がクリーミーな甘さのジャブを繰り出した。ひるんだところに猛烈なウ○コ臭が右ストレートを放ち、思わずくずれ落ちそうになったところへ思いもよらなかったチョコレート味がボディに入った。
しかし我々は、涙目になり、鼻をすすりながらも完食を目指した。どんなにパンチを食らっても決して屈することはない。そう、アポロとの死闘を繰り広げたロッキーさながらである。
死闘の最中、もはや我々にとってドリアンが果物の王様である理由などどうでもよくなっていた。
ただし、ひとつだけはっきりとしたことがある。もしも誰かに「また食べるか?」と聞かれたら、我々の答えはロッキーと同じだということだ。
「もう、ええドリア〜ン!」
*1
昨年、同じメンバー3人でカンボジアへ行った際、M田とT宮はナマ焼けのエビで散々下痢をくらった。帰国して1週間はユルユルで、魂が抜けるほどだったのに、両者はこれを「カンボジアのオプショナルツアーだ」と言い張り、「体験できなかった君は気の毒だ」と言い切った。
2011年以前の号
「大富豪」の巻
「ねえ、知ってる?トライアンフって大勝利っていう意味なんだよ。」と、ある日、デイトナ675に乗っているパワーズM田に言った。「へぇそうなんですか。じゃあアメリカの人は、今度発売された大勝利のデイトナはかっこいいよね、とか言ってるんですかね?」と、どさくさに紛れて自分のバイクを自慢する。
そして「大勝利というブランドがあるなら、いっそもっと儲かるように”大富豪”というブランドを立ち上げてもいいですね。」と提案してきた。そこで我々は真剣に大富豪ブランドの商品を考案してみた。
まずはネイキッドモデルの「金持400」だ。
彫金を施したアルミフレームに4スト4気筒エンジン。インジェクション、フルチタンマフラー、倒立サス6ポッドキャリパーなどの豪華な足回りはコンピューターで制御され、転倒しそうになると補助輪が出る。400tながら販売価格は500万円。ニーズを無視したわがままな価格設定だ。
次に、スーパースポーツモデル「成金R」。
新設計の小型ジェットエンジン搭載。速度規制を無視した世界最速マシン。フレーム、ホイール、外装などにカーボンをふんだんに使用。各所に離陸しないための工夫が施されている。価格は付けようがない。その上、量産できないので予約販売である。カラリングは「成金」のイメージを大切にして漆塗りのブラックに純金ライン。これぞ大富豪が誇るフラッグシップモデルである。
とはいえ、庶民的なモデルも必要だ。誰にでも乗ってもらえるスクーター「ボンボン50」。
甘やかされて作られたので、仕立てはまちまちである。ご機嫌の悪い日はエンジンがかからない。決してパワーはないが、燃費は良くない。しかしメーカーのサポート体制は完璧で、永年無料保証が付いているのが魅力。
コレ本物の大富豪じゃないと、とてもやっていけない機種バリエーションです。
これをお読みになって、きまぐれに夢を実現できる本物の大富豪の方、投資をお待ちしております。
ご連絡は下記まで。
TEL +08-45-844-2023 担当M田
「パワーズの会議は会儀」の巻
ある日「今日会議しよう。」と、パワーズ社長が真顔で言った。
「か、会議?」珍しいことだ。こりゃ、何か重大な話でもあるのかしら?
経営状態の悪化とか、営業方針の変更とか、とにかく話しを聞かなければなりません。
仕事が終わった後スタッフ全員で最寄りの中華料理店にて会議。中華は社長の指定だった。
とにかく料理を頼む。そしてお約束の「とりあえずビール」で乾杯。
「お疲れ様ぁ」次々に美味しそうな料理がテーブルに並ぶ。一同は料理の批評をしながら楽しく食べ始めた。
さて、どこで切り出すつもりなのか、重大な話。ところがいつまで経っても話しは始まらない。
世間話しと共にただ楽しく食事は進み、ほとんどの皿が空になる頃、私のシビレが切れた。
「社長、今日の議題は何ですか?何かお話があるんですよね?」と真剣に尋ねると、
社長を始め全員がきょとんとした顔。
「へ?」「へ?じゃなくて社長、今日は会議っておっしゃたじゃないですか。」
すると社長は「ああ、会議ね会議。だからコレ、会食の儀?」
ええー!?「マジっすか?」茶の間は5秒間沈黙したが、それ以上は、何も、一滴も出てこなかった。
ホントなんだ、この人の会議は最初から会食の儀だったんだ・・・ぁぁぁ。
これでいいのか、パワーズ。
※パワーズ広辞苑 :「会儀」定期的に社員全員で楽しく食事をすること。決して仕事の話はされないのが特徴。
「釣るか釣られるかは自由だぁ〜」の巻
最近のパワーズ店長M田のマイブーム。「三番瀬のスズキ」。
スズキといっても魚の方でバイクではない。いわゆるルアーフィッシング。
ウェーダーという長靴付きの防水オーバーオールを着て、腰まで海に入りルアーを振る。
三番瀬は東京湾奥の干潟で、彼は好んで深夜にこの海に入る。しかも沖に向かって歩いて行くので、真っ暗な海の真ん中にポツンと立って釣りをする構図になる。
ただでさえ怖い夜の海。さらにエイの恐怖。うっかりエイを踏んで刺されると病院送りになることもあるらしい。が、行く度に70p前後のスズキが釣れるので、危険だからと注意してもやめるはずがない。
もういっそ東京湾海溝まで流されてミツクリザメに食われてしまえっ!と思っていた矢先、いつものように三番瀬に立ってルアーを振っていた彼に制裁は訪れた。
この夜は、まったく魚の気配がなく、不気味に静まり返った海だった。
その時背後から大きなものが流れてきた。「・・・ヒト?!」目が出そうになった。多分出た。
良く見るとそれは大木だった。胸を撫で下ろし、早々に引き上げることにした。
車までトボトボと戻ると、フロントガラスに何やらシールが貼ってある。そう、駐車禁止シール。
この夜、魚は来なかったがお巡りさんは来た。
むしろお巡りさんに釣られたのはM田である。
ある意味文明の制裁でよかった。自然の制裁なら、君が今頃大木ばりに流れている。
三番瀬は、最寄りのコインパーキングから30分歩く。
翌日、弁当を食べながら若手T橋に「オマエに貸してる除湿機やるから、チャリンコ・ハッピータウン号くれ。」と交渉しているM田がいた。
※1 ミツクリザメは東京湾に生息する珍しいサメというだけで、人は、特にM田は食わないと思います。
※2 M田には、1年前横須賀の夜の海で流木を釣り、足元まで巻き上げたら「人」だったという衝撃の過去があります。これは警察沙汰の一大事でした。目も出ました。