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19年11月のツーリング


今年は秋の台風が猛威を振るった年でした。
台風で被災された方々へ謹んでお見舞いを申し上げます。また、一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

我々のツーリングフィールドである箱根も、県道20号が被災し十国峠への通り抜けができない状態です。その上、いつも集合場所としていた西湘バイパス・国府津PAが高波で崩壊し利用できません。こんな状況では伊豆方面への観光客も減少しているに違いありません。とりわけ通行止めによって利便性の失われた伊豆スカイラインは交通量が減っているはず。そこで、いつも美味しいお昼を提供してくださる「ぷくぷく」さんへ、僅少ながらも売上貢献に行こう!ということで、早川のコンビニさんに集合場所を移しての開催となりました。






集合写真の後にT野夫妻合流で、10名にパワーアップ。
コンビニさん、お騒がせをしております。
国府津なき今、誰しも考えることは同じなようで、たくさんのライダーが集まっておりました。

さて、今日のルートは、R135で熱海、来宮から頼朝ラインを経由し、玄岳から伊豆スカイラインへと上がってまいります。

< 頼朝ラインの云われ >
その昔、源頼朝が伊豆山へ逃れるとき、疲れ果てて座った所に太刀が触れ、そこから水が湧いたんだそうな。その水を飲んだら元気になったので逃げ切ったらしい。現在も「頼朝の一杯水」なる湧き水があります。




しかし、この霊験あらたかな道路はタイトなワインディング。N野氏が新調したハスクバーナのスヴァルトピレンは単気筒ゆえここにグッドマッチング。とても楽しいとご満悦でした。

そして伊豆スカイライン玄岳料金所に到着。



ここから冷川の「ぷくぷくさん」まで直行します。予想通り、伊豆スカイラインは交通量がほとんどありません。バイクとしては大変走りやすい状況の中、疾風の如く筆者を抜き去って行ったトリッカーのU田ちゃん。「トリッカー速ぇぇぇ!」と、見送った筆者はGSX-R1000R。
ほらアレ、あのトリッカーはU田ちゃんのライディングスキルで200馬力増しだから実質220馬力でしょ?GSXはスペック上197馬力なので抜かれてもやむを得ないですよね。うん。


「ぷくぷくさん」で、先行していた山D氏たち3名と合流して13名になりました。停まる度に人数が変わるパワーズツーリング。フリーダムな感じ。


このフリーダムに一瞬で馴染んだ初参加のTしろ君。手前で箸を食ってます。今朝集合場所のコンビニで、恐る恐る「パワーズのツーリングですか?」って聞いてきた初々しい青年。年齢はよくわからないが、お肌がスベスベなので若いに違いない。よくおいでくださった!同席のM部氏は新車シェイクダウン中、DUKE兄貴とKTM兄弟だった山D氏はこの日はBMW S1000でいらっしゃいました。あとM田。



お仕事で来られないパパに代わって参加の二代目安Zくんとパワーズ社長。こちらはT野夫妻。足が痛くて畳が辛いのでテーブル席で水入らずです。みんなどこかしら痛い年頃です。


そしてこちらはシイタケ蕎麦チーム。
偶然にも全員シイタケ蕎麦。「ボクたち一枚岩だね。」ってU田ちゃん。シイタケで確かめ合うナゾの連帯感。


しかし肉厚で甘辛煮のシイタケは連帯せずにはいられない逸品なのだ。ワタシ、先週からシイタケ蕎麦って決めてました。



そんな乙女の決意を迷わせる、このスジ煮込み定食ね。
山D氏がこれを食しているところへ「美味しいの?ねぇ美味しいの?」と執拗に尋ねて「美味しいよ、食べる?」という言葉を引き出し試食。味噌風味のピリ辛でご飯が進んじゃうSSライダー泣かせの一品。
もれなくDUKE兄貴のカレーも試食しました。

食べてる人のそばで美味しいかと3回尋ねた場合の試食成功率は70%。
相手が抵抗を試みた場合は、箸を持って隣に座るという荒業もありますが「あっちへいけ!」と邪険にされる可能性があるので注意しましょう。








食後はバイクを取り換えたりして亀石パーキングまでやって来ました。他のバイクに乗ると、機種による違いが明確にわかって新しい魅力に気付いたりします。バイクの楽しさはスペックに比例しないことが良くわかります。



そんなバイク談義は尽きないけれど、しかも二代目安ZくんはスーパーDUKEの試乗に行っちゃったけれど、構わず集合写真を撮ります。(構わないのかよっ!)ハイ、チーズ!まったく芸のないただの集合写真だった1枚目はボツ。とはいえ、この2枚目も首を曲げてみただけ。



そこでU田ちゃんにポージング担当を任命して完成された3枚目。試乗から戻った二代目も滑り込みで参加。
いいですよぉコレ。同じポーズにそれぞれの個性が垣間見えます。先生に手をあげる生徒、フォークダンスにハイタッチ、奥にはひょうきん懺悔室のイエス様もいます。そしてM田ちゃんは「裏金もらってる政治家」ですね?秋の空は高く、集合写真は奥が深い。



バリエーションが立派だったのでバイクも並べてみました。この時パワーズ社長のスクーターは「場違い」という理由で除外されました。後ろのドッグランに隔離しようという意見もありました。



しかしこの、ふんだんにオッサンナイズされたRV200i はこう見えて速い、渋滞のときは心底羨ましいなどの理由で参加を許可。



せっかくだからバイクとオーナーも一緒に撮りましょう。「頬に手を当てて、口をすぼめて、可愛くお願いしまーす。」
全体像では皆さんの愛くるしさが伝わらないので、以下に切り取ってみました。





あっらカワイイ。
ほらカワイイ。
多少の勘違いは想定の範囲内です。






Tしろちゃんは恐らく、
ハムスターですね。

パワーズ社長はどうしてスーパーDUKEのところにいるのかな?








ツーリングのときはこんなにカワイくなっちゃうけど、みんな立派な社会人です。

明日になれば厳しい顔で
お仕事するわけです。
多分。






カワイイばかりがライダーではないので、「最後は波止場のダンディーで決めてください。」と、お願いしましたが、ダンディーは恥ずかしいのか難しいのか、どうも要求と違う雰囲気です。とりわけDUKE兄貴とは、「波止場のダンディー」と「現場の親方」の違いについてじっくり話し合う必要があるようです。

さて、帰りのルートはどうしようか?来るだけ来て、帰りのことは考えてないフリーダムツーリング。途中通行止めなので、このまま箱根新道を利用するいつものルートは使えません。しかし案ずることはない!画期的な解決策「ここで解散」があるから。じゃ、あとは皆さん各々気を付けてお帰りください。とは言ったものの、全員同じ方角へ帰るからずっと一緒なのです。帰りのR135は見事な渋滞。13台が要所要所別の道を通るのに、また出会う帰り道。

何はともあれ、2019年も楽しくツーリングさせていただきました。ご参加いただいた皆様、大変ありがとうございました。

次回は2020年春から開催します!今年行けなかった原チャリツーリングにも行く気満々です!
引き続き多数のご参加をお待ち申し上げております。




追記:アタシのGSXは公称197馬力だけど、オリジナルデチューンのビビリミッターでマイナス150馬力だから実質47馬力よ。220馬力のトリッカーには勝てないわ。でも、頼朝が逃げ切った「頼朝の一杯水」を飲めば御利益で逃げ切れるのかしら?173馬力分の水って、何リットルなの?!