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19年4月のツーリング


ライディングパンツのファスナーがキツくて上がらないじゃないの。最後にこれをはいたのは去年の秋・・・。冬の間にゆるんだ腹をへこませて、何とかねじ込みましょう。前傾姿勢のバイクは、この様なイケナイ体形を矯正する美容器具だと信じて自宅を出発。今日一番気を付けなければならないのは、安全運転よりくしゃみである。「ファスナー崩壊で社会の窓全開」というお笑いネタを提供しないために。

大型連休を控えてか国道1号線は妙に空いていた。ファスナーへの圧力を軽減するべく腹筋に力を入れたまま、集合場所の国府津パーキングに予定通りに到着した。



集まったメンバーは6名。ファスナー崩壊を向こう10年はネタにする顔ぶれです。コワイコワイ。



本日の目的地は川奈の「太田水産」さん。美味しい刺身定食を目指して走る、往復250キロほどのシーズン初めに優しい距離。
箱根新道から十国峠を経て伊豆スカイラインを冷川で降ります。中伊豆バイパスで松川湖を眺めながら、伊東市街地へ背後からアプローチするコース。しかし、中伊豆バイパスから道なりに国道135号線へ出ると、しばらく渋滞に揉まれることになる。

この渋滞を避けるべく先導を承った筆者。日頃は方向音痴で鳴らしているが、まるで別人ように裏道を快走。もちろん腹筋にも力が入ってます。後続のMT-09SP氏が「地元住民かよ。」と独り言を呟いてしまう淀みない走りで、「太田水産」さんの側近で国道に合流した。





というわけで、渋滞知らずで到着の「太田水産」さん。

皆さんのテーブルを埋める美味しい刺身定食。
実はワタクシ、先週もコレ食べました。
コースの下見に来たのです。

「どうりで、あんな細い道を迷わず走るワケだ。」
はい。方向音痴はそう簡単には治りません。
そんなタネ明かしとともにお箸も進みます。
金目の煮つけでご飯も進みます。

食後もライディング談義が止まりません。サスペンションのセッティングやライディングフォームなど、何年乗ってもバイクは奥が深いですねぇ。




ライディング談義を横目に、立って身支度を整えるGSX-R1000R氏。わかります、そのバイク用の甲冑は脱ぎ着が大変ですよね。満腹の今、ワタクシも一層腹に緊張感を持って参ろうと思います。







サスセッティングに余念のないMT氏。

向こうではM1100S氏が
ヘッドライトのトラブルと格闘中。














はい、笑ってください?
うーん、目が笑ってない。


人が真剣にサス調整してるのに、うるさいカメラマン。何回転回したか、わからなくなっちゃうでしょ!

それでも応えてくれる親切なMT氏。

こうして妨害行為をしているうちに、M1100Sのトラブルも解消し揃って出発です。

国道135号線を北上し、伊東大仁線で再び伊豆スカイラインへ上がります。



亀石パーキングでコーヒー休憩、そしてフォトジェニックな1枚。奥ゆかしい色気の漂う午後のひと時。


更にグラビアアイドル風なやつも。
「アイタタ、足が痛くて上がらないよぉ。」だとか「う、腰痛がっ。」など、現場ではポージングの要求に悲鳴が飛び交うけれど、写真には声が映らないのが幸いでございます。




集合写真の後は、ヤマハ純正オプション・コンフォートシートの尻心地を検証し、そろそろ帰路に着きます。



箱根新道から西湘バイパス橘パーキングエリアへ戻って来ました。GSX-R氏は、亀石に次いで2度目のソフトクリーム。天気の良い日は「休憩」と書いて「ソフトクリーム」と読みます。



2019年最初のパワーズツーリングは、例年の如く皆さんのスマートな走で滞りなく行われました。サスセッティングがどんどん良くなるMT氏、痛めた腰を心配しながらもブランクを感じさせないトレーサー氏、安定した紳士の走りM1100S氏、ソフトクリームで熱い走りを冷却するGSX-R氏。全員のスキルが高いのとキビキビ走るに丁度良い人数が相まって、大変楽ちんなツーリングでした!ありがとうございました。
今日はここ橘で解散となります。皆さまお疲れ様でした!


と、思ったらパワーズ社長のRV200i のバッテリーが突然死。死因は寿命。バッテリーは長期間使っているとこういう状況で尽きることがあります。だんだんダメになることもあれば、唐突にエンジン始動できなくなることもある。後者の場合、バイク屋でも予期できません。「このバッテリーは何年使ってたんですか?」とパワーズ社長に尋ねたら「んん〜ワカンナイ。」と、即答。

謹んで、お客様には2〜3年でのバッテリー交換をオススメしております。

※バッテリー寿命は使用状況によって大きく異なります。




結局、MT氏の機転で道路管理事務所さんからジャンプコードをお借りして、エンジン始動に成功。途中で給油のためにエンジンを止め、ドキドキしながらも再始動し、無事にパワーズまで帰ることができました。最初だけパワーズ社長に伴走していた筆者は、適当なところで置き去りにして一足先にパワーズで軽トラ出動のため待機。こちらも出動することなく、またファスナーの崩壊もなく、無事に帰って参りました。ありがとうございました。



さて、次回は6月9日(日)原チャリツーリング・フェリーに乗って千葉に行こう!でございます。
125cc 主体の原チャリツーリング。現在コース選定中!決定次第パワーズホームページに掲載いたします。ふるってご参加ください!!







追記:「ジーンズをサイズアップしたら負けよ!」とか言って、無理してキツいジーンズで頑張っていたある日、くしゃみをした拍子に腹のカシメボタンが弾丸のごとくちぎれ飛んだ。人に当たったら命を奪ったのではないかという勢いで。それに比べたらファスナーの崩壊くらい大したことじゃなかったですわ。一日怯えた自分が恥ずかしゅうございます。