’12年11月のツーリング
一年は早いものね、もう最後のツーリングだわ。急いで国府津に行かなくっちゃ!馬に鞭を入れるわよ!ピシッピシッ速く走りなさい。あら?あのお方はどなたかしら?白い鉄の馬に乗った王子様が来たわ。あたくしに青いチケットをくださるの?3万円也と書かれたこの紙で、安全運転国の女王になれるのね!
王子様はコウツウキドウタイ国からやって来た。あたくしは3万ゴールド払って安全運転国の女王になった。経験値が増えてライフが減り、iPad mini
も遠ざかった。 めでたし めでたし。なのかしら?
さて、絶好のツーリング日和。
国府津パーキングには今日も大勢のライダーが来ていました。
そんなこんなで皆様、大変お待たせをして申し訳ございませんでした。2012年は若干地味めに展開されたツーリングも今回が締めくくりでございます。安全に楽しんでいきましょ!
今日のお昼は、川奈の太田水産さんの刺身定食で決まり。でも川奈はちょっと近すぎるんじゃないかということで、少し遠回りで行きます。箱根新道から十国峠、熱海峠を経て函南へ。県道11号を南下し、宇佐美大仁道路で亀石を通過。一気に東伊豆まで下ります。宇佐美からR135で川奈まではあっという間。
宇佐美大仁道路では、皆さん峠の下りをスルスルと走って行きなさる。ヘルメットの中で「下りはキライだ。」とつぶやきながら上半身のリラックスを心がけるもズルズルと置いていかれ、海岸に出る頃にはしんがりであります。
途中、私の前を走っていたM田は道を間違えて川奈漁港方面へ一人消えて行きました。一滴の躊躇もないその走りっぷり。放っておいてもすぐに戻ってくるだろうと放置。
案の定、数分遅れで何もなかったように太田水産さんで合流。さあ、お昼ご飯にありつきましょう。
地元で水揚げされる新鮮な海の幸満載で、お刺身が美味しい太田水産さん。GSX-R1000嬢は大の刺身好き。刺身をサクで丸かじりする強者であります。”バレリーナ”か
”やじろべえ”かの足つきでも、バイクのシートのあんこは抜かないのがポリシー。お刺身定食は彼女に至福の笑みをもたらします。
ツーリングは国府津までで十分と、見送りに来てくださるI藤婦人にも次回はぜひ、お昼ご飯までの延長ライディングを推奨いたします!
お腹もいっぱいで出発しようかというとき、GSX-R1000譲にオイルにじみのトラブル。M田が応急処置にあたります。
待っている間に、水たまりに仰向けでもがいていたハチを救出。
スズメバチです。コレに刺されたら大変と思ったとき、暗い過去が脳裏をよぎりました。
以前、時速80キロで走行中に、ヘルメットに当たったミツバチが襟元にストッと落ちて、そのまま首を刺されたことがございます。
更には、秋の京都をソロツーリング中、道路沿いに広がるススキ野原の美しさにバイクを停め、無数に飛び交う赤とんぼに向かって伸ばした指を、通り魔のようなハチに刺さたこともございます。
バイクとハチは私にとって鬼門です。
アブナイ アブナイ
さて、おぞましい過去を振り返っている間に応急処置は完了し、帰路につきます。
川奈から一碧湖を通り冷川インターチェンジで伊豆スカイラインへ。
伊豆スカイラインに入ると ”トリッカーの大冒険”が前を走っていました。峠の下りでは到底勝ち目のなかった私もここでならと思い、直線でアクセルオン!ところが背後に迫ってみたらとんでもありませんでした。リヤタイヤをスライドさせながら、速度を一定に保って走って行きます。口を開けたまま眺める私を置いて、トリッカーは小さくなっていきました。
熱海峠から十国峠、箱根新道を下り、西湘バイパス橘パーキングへ。
今年も一年お付き合いいただいて大変感謝しております。
30年続くパワーズツーリングは、着実にライダーの高齢化が進む中でも地味ぃ~に、そして相変わらず自分勝手に続けていく所存でございます。あなたが、「久々に参加するか!」っと思ったときいつもそこにありたいと願っております。
来年も皆さんのお越しをお待ちしております!
さて、締めはやはり「美しい曲がり」。
コレ「やる気のないニョロニョロ」を芸術にまで高めるには、手足の統一が重要かと気付き揃えてみました。
いかがでしょう?・・・・・。
ま、来年もありますから。そう悲観的になることはありません!芸術の道は険しいものです。
-------編集後の独り言------- それにしても最後のツーリングで3万ゴールドはごっつくってよ。あたくし、ボーっとしていて王子様の出現に気付かないなんて危険だわ。はやりチケットをいただくことで安全運転女王に立ち戻るのは、あながち悪いことでもないのかもしれないわ。パンがなければお菓子を食べればいいように、iPadが買えないならアンドロイドを買えばいいのよ!