’11年7月のツーリング
猛暑。なんて情熱的な響きなんでしょう。
股間にヒーターを抱えた状態の炎天下のライディングは、脳ミソの温度上昇と共にリオのカーニバルミュージックが頭の中で自動再生される、いとをかしい体験でございます。
あんまり ”をかしい” と、それはそれで危険なので、今日は富士山界隈の涼しいルートを選択。
箱根新道、芦ノ湖・箱根スカイラインから御殿場。御殿場バイパスから富士山スカイラインへと走って参ります。
御殿場手前、木陰で休憩。
この先、御殿場周辺はアウトレットのお客さんで大賑わい。
渋滞の信号待ちでバイクの水温計は105度を表示し、ファンがブ~ンと容赦ない音を立てて作動します。
熱風のど真ん中、カーニバルのホイッスルがヘルメットの中で最高潮を迎え、シールドの向こうに羽飾りのお姉さんが見えそうになる頃、GSX-R1000氏が「昼メシはお好み焼きがいいな。」って、言いやがりました。てっきり喧嘩を売ってるのかと思いましたが、富士山スカイラインの頂上付近は気温26度。ラジエターと私の胸ぐらに吹き渡る風は「お好み焼きも悪くないかも。」と思わせるさわやかさ。
そして、お好み焼き屋さんに到着。
冷房なし。扇風機のみ。でも最高に涼しかったヒグラシの声。カナカナカナ・・・。
かなり旨かった。冷やし中華より元気出たかも。猛暑 with お好み焼き。これでビールだったら最高だね。
ビールは帰れなくなっちゃうのでアイスコーヒーにありつくことにして白糸の滝へと歩きます。
でも滝はず~っと下の方なので、とばっ口の茶屋ですぐさまアイスコーヒーです。
茶屋の外に出たら締め出された私。ロックされたガラス戸越しにどや顔のパワーズM田。
何てわかりやすい悪人ヅラなんでしょう。こんな人にバイクのメンテを任せて良いのでしょうか?
こんなバイク屋からバイクを買って良いのでしょうか?
その答えは、恐ろしくてお客様にはお尋ねできません。
気分転換にご覧ください。
茶屋の奥に小さな吊り橋があり、
その下を流れる清流です。
見ているだけで涼しくなります。
茶屋から駐車場へ戻る途中、見過ごせない看板を発見しました。
こ、これは、買っておいた方がいいんじゃないか?マイナスイオンの宝庫だぞ。やはり登記を伴うのだろうか? ”つぼ” というのは、滝のどの部分だろうか?水中の、色の濃いトコロじゃないか?
熱心に検討しましたが、白糸ともなれば高額だろうということで、今回は購入は断念することにしました。次回また検討したいと思います。はい。
全体像はこちらですが、何か?
お帰りの前に白糸の滝駐車場で記念撮影です。いつものように、ポージングの意味はすこぶる不明です。
背景の富士山も夏場は薄着。というより裸かな?やるなぁ、富士のヤツ。
でも手前のハンサムで富士山も霞んでしまいますね。ああ、鼻が伸びるぅ~。ウソではありませんから。ああっ鼻が伸びるぅ~。
涼しい富士山を下り、東名御殿場、足柄サービスエリアへと戻って参りました。この日東名は見事な渋滞で、こりゃ急いでも同じだろってことで、だらだらと足柄で休憩。
くつろいでいるかのように見えて・・・
実は空中椅子。 そっとしておきましょう。
結局日が落ちる頃やっと出発。それでも横浜インターチェンジまでほとんど渋滞すり抜け。
横浜到着時はとっぷり夜です。
お疲れ様でした。
一日を通してジャケットの下で大量の汗をかき、黒いTシャツに汗の塩で白い迷彩柄をこしらえるという荒業を得とくしました。
家に帰って家族に自慢げに見せびらかしたら、「こっちに来ないで」って言われました。
情熱の猛暑、いとをかしい! へへ。