’17年4月のツーリング

 満を持して満開となった桜は
 春の嵐にあえなく散らされ、
 その儚さに一句謳わずにはおれません。

 オレの腰 花に劣らず 虚弱かな
 スーパースポーツ 乗れるかあやし
 <口語解説>
 さぁツーリングというときに
 私はプチぎっくり腰を患ってしまったよ
 一日スポーツバイクに乗れるだろうか






 時が時なら万葉集が放っておかない
 この名句と共に、今日は
 足柄街道を走って参ります。

 その昔、
 駿河国と相模国を繋いだ古の街道を、
 バイクでバビュン!と
 行っちゃいましょう。








目的地は昨年味をしめた須走のわさび蕎麦、「滝口わさび園」さん。
西湘バイパスを小田原で降り、県道720号を北上。大雄山を経て県道78号線へ。
これが、江戸中期まで東西の都を結んだ旧東海道足柄路(矢倉沢往還)である。

 交通の要衝だったため
 足柄峠には関所があった。
 現在も門が置かれているが、
 我々に重要なのは
 関所門より手前の
 公衆便所である。

 はい、休憩でーす。








 戦国時代には西からの侵攻を
 防ぐため足柄城も築かれた。
 現在も城跡があるが、
 我々に重要なのは
 城跡の反対側にある、
 のうのうとバイクを停められる駐車場と
 富士山のビュースポットである。

 はい、写真撮りまーす。







 背景の富士山は古来より、
 ワラジをすり減らし、苦労して峠を越える
 人々を見てきたのだろう。
 同じように、もうすぐパワーズに
 下取に出されるGSX-R1000と
 ちょっと寂しそうなそのオーナーとを
 見ているのかと思うと、
 感慨深いものがある。

 毎度ありがとうございます。






足柄街道は細かいつづら折れで路面の荒れもあり、腰に負担がかかる。そこで、
金K氏のPGOティグラ168Rを試乗という名目で略奪。筆者のGSX-R750と交換した。
ティグラ168Rは軽快な加速とコーナリングで自由度が高い。しかも柔らかいシートと
しっかりした足回りが腰に優しい。もう返したくない。今日はティグラに乗っていたい!
そんな気持ちで悶々としながら御殿場を経て県道151号で須走へと向かう。



富士の裾野に近づくと今を盛りの桜が迎えてくれた。
ヘルメットの中に花の香りが舞い込んでくる。これだからツーリングは良い。

滝口わさび園さんへは、昼時混雑の後に到着。運良く、待たずにテーブルへ。

 蕎麦が運ばれると、
 すっかり忘れていた
 「正しいわさびのおろし方」
 をメニューで復習。
 あとは無心にわさびをおろす。

 10月にいただいたときより
 辛みが少し増している。
 季節によって風味が変わるのも、
 また楽しいものだ。






 ピースサインの青年は安Z氏の嫡男。
 この絶滅危惧種の若者ライダーは
 400tに乗っている。
 パパ、R1000は下取りにしないで
 嫡男にあげたらどうだろう?
 せっかくパパに毒されて
 バイクに乗っているんだし。
 大型二輪の免許ならすぐ取れる。
 さてはアレか、
 息子に抜かれるのがイヤなんだな?






 こちらのテーブルでは
 お蕎麦を待っているK田氏。
 真摯にライディングと向き合う姿に
 頭が下がります。

 筆者も腰とか言ってないで
 コルセット締め直して
 頑張らねばなりません。








お蕎麦の後はR138で御殿場。県道401号から箱根スカイライン、芦ノ湖スカイライン
箱根新道の王道で帰ります。

 御殿場アウトレットの渋滞を抜けると
 東山湖沿道の桜がたわわ。
 気持ち良い午後です。













 K田氏の真摯に習い、
 コルセットを信じて頑張ってはみた。
 でも結局、
 初参加のBMW氏に
 もてあそばれながら登る401号線。

 ワラジではなく
 腰の軟骨がすり減る思いです。








 箱根スカイライン料金所。

 最近 I 部氏にウケの良い
 定番ラインダンス集合写真。
 BMW氏はあまり感情が顔に
 表れないタイプとお見受けしたが、
 このときばかりは若干
 表情筋が緩んでる?
 しめしめである。







この後、芦ノ湖スカイラインでは虚弱な腰が「もうやめて」と言い、愛おしいティグラ168Rは
御殿場から東名で帰ってしまったので、筆者はメリハリのない半透明な走りで、
最後尾から遅れ気味に、みなさんの軽やかなライディングを眺めて走りました。

箱根新道は全線エライ渋滞で、中程から市街地は気温がぐっと高くなる。
西湘バイパス橘パーキングに着く頃には汗だくです。



「橘はソフトクリームのためにある!」と断言しながら抹茶ソフトを頬張るパワーズ社長。

そういう彼も生粋の腰痛持ちで、パワーズのアンダーグラウンドで暗躍するクラブ42(腰痛)の主要幹部の一人である。
現在私は彼らにクラブ42への入会を迫られており、入会金42円を要求されている。入会金は一度きりで月の会費は無料らしい。意外に良心的だ。


今日のコースは細かい峠道で、リッターバイクのみなさんには窮屈だったかもしれません。
パワーズでは随時新しいツーリングコースを募集しています。
コース情報をお寄せいただくと、もれなく「クラブ42」ステッカーを42円でご提供します!

ここで、締めの一句。
霞立つ 42円は 入会金

<口語解説>
ばあちゃん?オレオレ

時が時なだけに、警察庁が放っておかない標語的名句。

次回のツーリングは7/9(日)、多数のご参加をお待ちしております!