’15年7月のツーリング

数日前にくじいた足首が連日の忙しさで悪化したパワーズ社長。
「ダメだ。オレ今日バイク乗れないわ。」って、
今日は富士山に行こうと思っていたのに、彼がいないとルートが怪しいのです。
「大丈夫、簡単だから。246でぐみ沢右折すればいいんだよ。」
な〜んだ、かんたーん。って、わかんないから!

ライダー生活30年。ここへ来て自分の方向音痴ぶりを
みなさんに露呈することになろうとは。
ワタクシ、2回以上曲がったら来た道を戻れない自信があります。キリッ。



やむを得なく、国府津で皆さんに
事情を説明しました。

「連休のせいで大変な渋滞です。
しかも、参加者が20名もいます。
あと、私が先導すると、
どこか知らないトコロに行ってしまいます。
ここは無難な伊豆スカということで、ひとつ。」

数日前まであんなに「富士山」って言ってたくせに、
ルートマップ・パワーズ社長を失ったら
とたんに弱気でございます。





みんなが気付く前に、
集合写真を撮って出かけましょう。



M田ぁ!安Z先輩に何てことしてんだ。
ちゃんと手ぇ洗いなさいよ。







こう言ったのっぴきならない事情から、箱根新道、十国峠を経て、
熱海峠から伊豆スカイラインへと入って参ります。

心に抱く懸念といえば、昨今、伊豆スカイラインは取締り強化の噂しきり。
しかし、取締りは我々ライダーやドライバーの皆さんの安全を守るための
策でございます。




故に、この料金所の向こうに
停車していらっしゃる
白バイ隊員の方にも、
心から、「ご苦労様です!」と、
ねぎらいの言葉をお掛けしたい。









決して、隊員の方の横をブンブンと、20台のエンジン音を響かせて通過するのが
はばかられたわけではなく、ただ、凄い強風の中でなんとなく休憩しております。

何故、こうも言い訳がましいのかわかりません。

誰もなんにも言わないけれど、あの白いオートバイを見ると多かれ少なかれ、
後ろめたい気持ちになるものです。

それはまるで、赤ちゃんの澄んだ瞳ににじっと見つめられたとき、
汚れた自分を見透かされているようで、眼を逸らしてしまうのと似ています。




あ、そんなことない?  若ぇ衆もそうですか? なんと豪気な。




筆者は朝から弱気ですので、
安Z氏と、その息子さんと一緒に
スナップ写真で心を癒します。

親子でツーリングなんてステキですね。
ステキはいいんですけどぉ、
なんざんしょ、その表情は。
不服か?ぉ?
不服なのか? ぉ?ぉ?






この後しずしずと伊豆スカイラインに入り、20台全員が正しい制限速度で、
冷川のお蕎麦屋「ぷくぷく」さんまで走りました。
まるでカルガモの親子のような愛らしい長い列。一糸乱れぬ縦列走行。

多賀火山の尾根を縫うように流れる景観の美しい伊豆スカ。あ、そこにもパトカーが。
行き交うほかのライダーたちも、爽やかに片手を上げて挨拶してくださいました。




ぷくぷくさんでは、
座敷の半分を占拠する大所帯。

もっぱら冷やしたぬきうどんなどを
食べながら、この後のコースを検討します。











すると、ぷくぷくさん駐車場にも
白バイさんが。
暑い中、ご苦労様でございます。

















お腹も満たされ、
脳ミソのオーバーヒートも
生命活動の許容範囲に収まりました。

この先は、亀石パーキングで休憩のあと、
韮山から中伊豆へと下ることにしました。










亀石パーキングはうだるような暑さで、休憩なのか修行なのかわかりません。



それでも、
お友だちのバイクの味見をしたり、
小さな植え込みの木陰で歓談したり、
容赦なく照りつけるお日様の下、
お構いなしにツーリングの
ひとときを満喫。









すると、一台のバイクが威勢良く排気音を響かせて亀石を出て行きました。
すかさず、料金所に控えていた2台の白バイが後を追ったのを見届けて、
我々は芸術活動に専念することといたしました。


笑顔だけど眉間にシワ。
現場の猛暑を彷彿とさせる
絶妙な表情がそそりますね。

S川氏は、「年取ると近くて。」と、
巧妙な言葉を残して
トイレへ逃げて行きました。
まだそんな年じゃねぇはずです。
逃げ切れなかったGSR750氏は、
現実逃避のためか、どこか
遠くを見ていらっしゃいます。




暑苦しさを畳み込んでいく汽車ポッポの構図。 夏真っ盛りでございます!





暑いばかりではございません。こちらは背筋に冷たいモノを感じられる一枚。


パワーズM 田。
1平方センチメートルあたり、
1万匹の顔ダニ!

時々、鼻を撫で回した指をかざして
追いかけて来るんです。
お化け屋敷で幽霊に追いかけられるより
怖いです。

どうでしょう、
涼しくなっていただけたでしょうか?




できれば、警察の方にはこのバイオテロ野郎も取り締まっていただきたい。
お食事中の方のためにモザイク、かけときました。





さて、亀石で遊んでいるうちに
時間も押してきてしまって、
結局、中伊豆へ下りることなく
来た道を帰ることになりました。











箱根新道を下り、西湘B.P. 橘パーキングエリアへ。


今日のツーリング、題して「忍び寄る顔ダニの恐怖」
サブタイトル(猛暑なのに背筋も凍る、アナタの隣にバイオテロ M 田) いかがでしたか?

道路交通法遵守の体験や芸術活動も交えながら、ジュラ紀から変わらぬ姿の、
生きた化石と呼ばれるM田の脅威を紐解く学習型ツーリング。
きっと、ご堪能いただけたことと思います。

決して、「方向音痴が招いたコース変更の悲劇」ではございませんので、
その辺り、お互い大人ということでひとつ、穏便にお納めいただけますと幸いに存じます。





最後にもう一度、美しい縦列による芸術活動をご覧いただきながらお別れ…はっ!
後ろのガラスに人影が。コレは夏に定番の心霊写真か?!背筋が凍るわぁ。

しかし、それより気になるのは、みんなの手が ”ハ〜イ” なのに、
GSR750氏だけ ”ヤメテ” になっている点でしょうか。これには筆者の背筋が凍ります。
次は来てくれないんじゃないかって。


次回の月例ツーリングは9月20日(第三日曜日)です!
(8月はお休みですのでご注意くださいまし。)

皆々様の、またのご参加を心よりお待ち申し上げております。












***唐突にこぼれ話***

M田がまだ幼かった頃、M田家では家族皆で慣れ親しんだ
かゆみ止めの薬があった。薬の名は「サーチョ」。
彼は幼心に「変わった名前の薬だな。」と思っていたが、
薬の箱にサーチョと書いてあったし、皆もそう呼んでいたので、
虫に刺されたりすると「サーチョ取って。」などと言っていた。
大きくなって気が付いた。
薬の名前は「サーチ
E」だった。