番外編
2016年正月ツーリング

(元旦~2日)

あけましておめでとうございます!
2016年も宴を目指して、
元旦早々原ちゃり連ねて走る
モノ好きの極み、
パワーズ伝統正月ツーリングに
行ってきました!











防寒装備の下で汗ばむ暖冬の元旦。車通りの少ない国道1号線をひた走り、早川のコンビニさんで集合です。
タンデムの大型と250、150スクーター1台に125スクーター5台の計8台9名の参加。ツーリングチームとしての機種バリエーションが見事にデコボコです。それでも、前夜の除夜の鐘で煩悩が祓われているせいか、美しいチームワークで遅滞なく目的地に到達するのです。





昨年、30年振りにバイクに復帰したA太郎氏。
パワーズ社長とは十代からの長い付き合い。

愛車のドカ子(M1000)はじゃじゃ馬で
一泊ツーリングはまだ自信がないと仰り、
パワーズから150ccスクーターをご提供。
「スクーターなんて乗ったことないよ。」と不安がる氏に、
「だいじょぶ。」と、何の根拠もなく言い切るパワーズ社長。

そもそも、復帰練習用にグラストラッカーをと来店したのに、
パワーズ社長の「練習用など無駄使い」の一言で
M1000を買って帰る蛮行。
いわゆる、昔鳴らしたオヤジである。







R135で熱海、県道11号で函南へ抜ける。
道々湯河原の渋滞で、大型スポーツの兄ちゃんに
空吹かしの威嚇を受けたりします。
わかります。
車を抜けてきた原付に囲まれると煩わしいでしょう。増して我々の様相は実に子供っぽい。
しかし実態の平均年齢は極めて高い。
この外見と中身のギャップがとても楽しい。
威嚇されているのに、ヘルメットの中で
笑わずはにいられません。

元旦は閉店のスタンドが多いので、
万全を期して函南で給油。








給油から5分のファミレスでランチ。
もちろん、夜のご馳走に備えて軽めで済ませます。


この先、有料の伊豆中央道を避けて
R136から農道へ突入。
避けた伊豆中央道の原付料金はというと、20円。
子供かっ!










とはいえ、脇道というのは良いもので、
小春日和の菜の花畑もあります。
春爛漫の穏やかな風景です。

筆者は常日頃、M田から「マンガみたいな顔」と
いじめられておりますが、
これを見ると否定のしようもございません。
かしこ。











ここで、ハプニング発生。
走行中にタンデムに乗っていたK子さんの
携帯が転落。
気付かずにしばらく走ってしまいました。
小回りの利くM田が携帯を救出に向かったので、
帰りを待ちます。
ほどなく携帯はK子さんに戻りましたが、
残念ながら液晶がオダブツ。
新年に合わせて電話も新しくなっちゃいますネ。








このあとはR414で狩野川河口から駿河湾に出ます。
西伊豆の海沿いを南下する県道17号は、時折美しい富士山が海の向こうに顔を出す、原付に楽しい小振りなワインディング。
そして、例年のミッションを遂行するために大瀬崎で休憩。


ミッション:西暦をモジモジせよ。そしてコレ。んー これはそのぉ… あ!「2016.1」です。
眼を細くして見ていただくと、きっとご理解いただけるかと。よけいわからない?


ではこちら。こちらは立派な「2016」いかがでしょう。雲一つない青空と、凛と佇む日本の最高峰が我々の2016を称えています!



いつもなら、ミッション遂行後は戸田港へ向かいますが、今年はM田が釣竿を持参していないためこのまま大瀬崎で時間調整。
大瀬崎は午後になるとすぐに日が陰るので、とても寒いのです。しかしまだ、宿へ行くには時間が早い。
すると突然DR氏が筆者に大外刈り。ナゼ オオソトガリ? 倒れたところへ皆が殺到し、よってたかってポケットに小石を詰め込みます。
体が温まる楽しい遊びです。
ああ~楽しいなぁ
そんなDR氏は何事もなかったかのようにデイパックからワンバーナーを取り出し、皆にお紅茶を入れてくださいます。
お紅茶のお返しに、ポケットの小石をそっと彼のデイパックに納めておきました。



宿泊は戸田のP.D-FLYさん。 新鮮なお刺身はもちろん、おフランス創作料理との和洋折衷で飽きることなく食べ尽くせるお料理が自慢のお宿です。 着いたら早々にビール。 明るいうちからビール。 お正月ですからね。



ビールが数本空いた頃、待ってましたの晩ご飯。まずキンメの煮つけが出され、もう何度目かわからない乾杯。
このあと続々と並ぶお料理で、白いメシに到達できないまま満腹になります。
そうとわかっているのに、乗り出して戦うキンメ・バトルロワイヤル。小市民です。
筆者も夢中で参戦中だったため、お食事中の写真はございません。




そしてあっという間の食後の団欒。
だんらんというより、だらんだらん。











腹がこなれたらUNO大会。
大人ですから、賭かってますよ!缶コーヒー。
さあ、はったはった。

続いてジェンガでヒートアップ。
なぜかジェンガは深夜になるほど
チャレンジ精神旺盛になり、
誰もが一か八かのピースを抜きます。
安全パイでいくと弱虫と見なされますが、
きわどいのを抜くとひどいヤツと言われます。







翌朝も快晴。お部屋のバルコニーは海に「ど」面していて、御浜岬と富士山がキレイです。
力強い三杯飯で朝ご飯を済ませたら、支度をして出発しましょう。







戸田から県道18号を金冠山へと登り、
だるま山高原レストハウスで
モーニングコーヒーをいただきながら、
2016年の展望と抱負について考えます。
よくわかんなくなっちゃったら、
冷たい突風に吹かれて集合写真を撮るに限ります。











達磨山から修善寺はワインディング三昧。
時々路面が凍結防止剤でぬるっとしており、
体が硬直します。
そんな時は、できるだけ半透明になって
息もしないようにしてコーナリングすれば大丈夫。

修善寺からの県道80号は緩やかなカーブのドライ路面。 まるで別人のように強気になり、コーナーで迫ってくる同じアドレスV125の安Z氏を直線で引き離します。ライテクより体重差がものを言う125㏄ってステキ。

※ 国際統計局データ(2015年調べ)による
両者の体重 : 安Z氏75キロ/筆者50キロ いや、
49キロにしておこう。







山伏峠からミカン畑の中を抜け
東伊豆・多賀に到着。
コンビニさんで休憩です。
スクーターを不安がっていたA太郎氏も
ここでまで来ると、「スクーターいいなぁ。」と、
すっかりお気に入り。
ここからR135は渋滞となりますので、
一旦解散となります。
みなさん気を付けてお帰りください。









性懲りもなく、手を変え品を変え脈々と続く正月ツーリング。
継続は力なりと申しますゆえ、2016年も無事に走り初めできたことに感謝いたします。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。


<エピローグ> 帰りの真鶴旧道走行中、筆者のアドレスはなぜかコーナリング性能が向上していた。やけにスムーズにバンクするのである。しかも右コーナーがとりわけ良いのである。しばし考えてハッとした。案の定、ハンドルカバーの中が石ころでいっぱいだった。「石かよ!」しかも右側の石が明らかに多いのである。どうりでDR氏が多賀で、「何か違和感ない?」と、しつこく聞くわけである。一体いつから入っていたのかしら?ここまで気付かない私も私だが、できればハンドルバランサーは左右均等にしてください!いやいや、そっちじゃなくて、ハンドルカバーに石を入れないでください!