番外編
原チャリで行く
2014年正月ツーリング
(元旦〜2日)


元旦といえばパワーズ原チャリツーリング。
箱根駅伝かパワーズかと謳われる正月ビッグイベントの一つですね。

実は30年続いているパワーズ正月ツーリング。
以前は大型バイクを連ねて伊豆を一周し、美酒を煽って初日の出を拝むという、
いかにもバイク乗りらしいツーリングでした。しかし近年は、「歳だから疲れる」
「呑めればいいじゃないか」「ときどき路面が凍ってるぅ〜」などの、のっぴきならない
理由から、次第にバイクが縮小し、防寒装備が充実し、現在の原付二種に落ち着いた
というものであります。

基本的に参加の交通手段は不問なので、
「気合い+ちゃりんこ」「根性+徒歩」などでの参加も自由です。
今回も2台の250ccが混走の、合計8台が参加しました。


そして、木から降りたナマケモノ
も参加しております。
間違えました。
甲羅干しのガラパゴス・イグアナ
も参加   はっ
パワーズ社長でした。


  読者のみなさんへ。
   どうかこのくだりはご内密に。








例年通り、国道1号線をひた走り、
11時に早川のコンビニさんに集合。

元旦からビシッと
決めて行きます!









熱海まではR135の移動区間。熱海から熱函道路のワインディングに入ったとたん
勝手にSS区間(速さを競うスペシャルステージ)となります。

この登り坂で、パワーズ社長が不意打ちの加速!彼のRV125はイジってある。
私のアドレスV125Gではとても追従できません。ズルいぞバイク屋めっ!
すると後方からトリッカー君が全員をごぼう抜きにして走り去りました。
月例ツーリングではリッターバイクに包囲される彼が、排気量にものを言わせる
貴重な瞬間です。すかさずカジバ・ミト125が、イタリアンレッドの車体をひけらかし
ながら私を抜き去り、その後ろからシグナスX氏が調子良さそうに加速して行きました。
シグナス去年より速くない?痩せたの?



楽しいSS区間の後、函南で給油。
ミト、こんなに立派なのにナンバーはピンク。




給油から5分のファミレスで、夜の御馳走に備えて軽いランチ。
朝の雑煮がまだ腹にたまっとります。



函南からは、R136、県道134、R414で江浦湾に出ます。
ここまではシーズン中毎週のように戸田へ釣りに行くパワーズM田が、
鼻を膨らませて最短と言い切るルート。


途中、大瀬崎でこしらえる2014。

今年も0やるのかと、不満気な0の
担当者に、4 はこうして作ります
と説明すると、ボクはあと86年0を
担当しますと快諾。
2の担当者と手を取り合って、
僕たち安泰だねって。
やらない、という選択肢は、
もはやこのタスクには含まれてい
ないことを、全員が肌で感じている
ようで気の毒です。



とはいえ、少々アクロバティックな
4は体格が大切。
そこで最も細長いDR氏と、
力持ちの安Z氏にこれを委任。
いいですよ〜、コレ。

ちなみにDR氏は初参加。
安Z氏は10年振りの参加。
よくわからないうちに、こうなってます。
このままの勢いで来年の5も、
お願いしたいです!



あとは何となく堤防で遊び、ついでにシュールレアリズムも追及してみました。



大瀬崎から戸田までは、眼下に海を見下ろす細い峠道の県道17号。そして再び訪れるSS区間。
RVが、シグナスが、トリッカーが、ミトも、M田アドレスも、よってたかって私を置き去りにしていきます。
その上、今日初めてアドレスに乗った(普段はリッターバイクに乗っている)安Z氏。
熱海では小さい車体に困惑してたくせに、突然何かの悟りが開けたらしく、エラい勢いで走り去り
やがった。時々いるの、こういう、変に運動神経がいい人。やーねーもー。


そして戸田に到着です。

私は長年パワーズで潜入捜査を続けている。
そして遂に、戸田漁港でこの組織の写真を
入手した。

この一味はパワーズのアンダーグラウンドに
存在する影の組織「クラブ42」の主要メンバー
とその予備軍だ。クラブ42はヨーツーと読む。
そう、腰痛だ。つまり彼らは皆、筋金入りの
腰痛持ちなのだ。正式な会員として迎えられ
るためには、腰痛という困難なライセンスが
必要にもかかわらず、現在も新しいメンバーが
後を絶たない。



オレンジのフィッシングウェアでフードを着用し、
男の哀愁を醸すことを忘れないこの人物が、
組織を牛耳っていると思われる。
隣の鋭い目つきの男は、今はまだメンバー
ではないが、恐らく時間の問題だろう。

もし、この組織を潰すことができれば、彼らは
腰痛から解放され、まっとうな人生を送ること
だろう。それは同時に、世界の42ピーポーを
救うことに他ならない。我々に課された任務は
「クラブ42」を壊滅せしめ、「クラブ42だったけど
今平気」を新しく構築することにある。


現代社会は情報こそが武器である。
そこで私は、諸君からの腰痛に効く温泉などの情報を待っている。
しかしこれは、効能を確認するためにフヤけるほど温泉に浸かる危険なミッションだ。
指がシワシワになっても、当局は一切関知しない。
なお、このメッセージは画面右上の×をクリックすると自動的に消滅する。

(やめてぇー ×をクリックしないでぇー まだ続きがあるからぁぁぁ)




戸田漁港は強風だったので、
湾奥の御浜岬公園で釣りです。
水が澄んでいて、生き物の気配が
まったくありません。

それでもメットインで持参した
振出し竿で釣りをするM田。
DR氏と安Z氏が漁港のノラ猫みたいに
魚を待っています。
オサカニャ マダカニャー。




これは反対側で日向ぼっこをする、クラブ42。




そして魚が釣れないまま、
日が落ちました。













今年のお宿も、美味しい海の幸を堪能できるPD・FLY さん。


宿に着いたら
とにかく重たい防寒着を脱いで、
パジャマやパンツになって、
ビール!!

あんなに寒かったのに、
ビール!!








飯が出てきたら、むさぼり食う!
そして呑む!

新メニュー
マグロのカマのハーブ焼きがコレ、
歯ごたえのあるマグロ肉と
鼻から抜けるハーブの香りが
噛むほどに口の中でハーモニーを
奏でる絶品です。





そしてキンメの煮つけね。
んまーもう、トロっとした甘辛醤油が
ふっくらした白身とからんで、
イヤでも酒が進みます。

ところで、キンメの煮つけ、
目ん玉食べると
焼きタラコの味がします。
ホントですって。
DR氏は首を傾げてましたけど。
みなさん今度試してみてください。




宴が一段落すると、
たいてい誰かが言い出します。
「アイスクリーム食べたい。」

酒が飲めない筆者は、不幸にして
バイクでの買い出しにやらされます。
そこへ安Z氏がお小遣いを投入。

人の金でアイスを買う場合、
銘柄は雪印ではなく
ハーゲンダッツになりますね。





満腹でお風呂に入ると
酒が回ります。
すかさず寝床を用意して
気ままにくたばります。

正月の正しい過ごし方です。









寝息やいびきをBGMに
部屋の片隅でまだ宴は
続きます。

酒は尽きそうでも
話しは尽きません。

こうして元旦の夜は
更けていきました。










翌朝は、
金冠山のドライブインで
モーニングコーヒー。













くっきりと姿を見せる
美しい富士山を背景に集合写真。

ちょっと!
富士山見えないから
しゃがんでください!









      トイレの前で、希望のポーズ!


そしてこれが、アドレス三兄弟。

もはや格好良さなどに未練を残しません。
防寒のためなら、おっさん臭いと言われても
びくともしません。
前カゴにコンビニ袋は得点高いですよ。






今回は、何でも出てくる魔法の箱・ハイエースが同行していないので、ゴルフができません。
ゴルフクラブも釣竿みたいに振出しになれば、メットインに入れられるのにね。
従って、金冠山から修善寺を経て、R136で函南。このコースでお家に帰ります。

ところが、函南の手前でトラブル。シグナスのファンがパラパラに割れてしまいました。
理由もなく調子が良かったシグナスX。負担がかかったんですねぇ〜。
残念ながら、これは危険なので走行を断念。コンビニさんの駐車場に預かっていただきました。

「僕のことは最寄の駅に捨てて行ってくれ。」
「何を言うんだシグナス!ずっと一緒に走って
来たじゃないか。最後まで僕らは一緒だ!」

ということで、シグナス氏には私のアドレスに
お乗りいただき、私はM田のタンデムに。
二人乗りが上り坂で遅いときは、エッホエッホと
声を合わせて体を前後に揺さぶります。
この岩石オープン走法で、心もち加速します。

こうして、全員無事にお家に帰ることが
できました。



2014年も例年どおり、楽しい正月ツーリングで幕開けできました!
これもひとえに皆様のご支援とご協力の賜物と感謝して止みません。
本年もご愛顧のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。




<エピローグ>
M田は置き去りにしたシグナスを引き上げるため、すぐさま店から軽トラックで函南へ戻らなければならなかった。道々孤独なM田に、話相手がいる方がいいだろうと、私は志願してその助手席に乗り込んだ。しかし、岩石オープン走法と潜入捜査は予想以上に私の体力を蝕んでいたようだ。目が覚めると函南のコンビニに着いていた。「一人でも同じじゃん!」ってまあそう言うなM田。帰りに幸楽苑のラーメンおごるから。


<エピローグのエピローグ>
2014年1月24日現在
隣でM田が「おごってもらってませんけど。」と言っているが、気付かないことにする。以上。